感動のふくい男声合唱祭の開催について

 

去る平成16年21日、男声合唱の祭典『ふくい男声合唱祭』がハーモニーホールふくいで盛大に開催されました。これは、福井県では初めての企画で、男声のみによる合唱団のフェスティバルです。参加団体は、男声合唱団ダンネリオン(福井市)、男声合唱団エックス(福井市)、男声合唱団フロッグス(小浜市)、男声合唱団金沢メンネルコール(石川県)、男声合唱団K&クルー(富山県)の計5団体です。第一部は、個別団体ごとのステージで構成し、各団の特色を生かした様々な演奏が繰り広げられました。そして第二部では、総勢120名あまりの壮大な合同ステージで、多田武彦作曲の男声合唱組曲『富士山』、『柳河』をはじめ、室生犀星の『ふるさと』、喜納昌吉の『花』、などを迫力いっぱいに歌い上げました。ステージ終了後、次々とアンコールを期待する強烈な拍手が鳴り止まない中、予定時間を越えて演奏会を終えました。後ろ髪をひかれる思いというのはまさにこのことです。訪れた多くの聴衆の方々から、ただただ『すごく感動した』等々のお褒めの言葉をたくさん頂き、参加団体一同もホッとする一方、皆それぞれに喜びの表情がいっぱいでした。

また、演奏会後のレセプション(懇親会=宴会)では、各団入り乱れて交流を深めました。日頃の各団の現況報告や持ち寄った愛唱歌の紹介など、延々と時を忘れて盛り上がりました。そして、次回開催に向けて期待の声が上がりました。次は『ふくい』でなく『ほくりく』にしようと、早くも規模拡大の様子です。実現するのはいつになるかわかりませんが、また再びこの感動を味わえる日が来ることを皆が願いつつ、無事にふくい男声合唱祭は終了しました。

 今回のこの企画は、福井県の男声合唱団3団体が奇しくも同時に福井県合唱連盟に加入した一昨年(平成14年)から温めておりましたが、いわゆる石橋を叩くばかりでなかなか渡れない日々が続いておりました。しかし、そこに当時の同連盟会長であり昨春急逝された故藤川一芳氏(元福井大学教育地域科学部教授)の『やったらいい。』の一言で、一気に開催に向けてスタートしました。そこで、男声合唱団ダンネリオンを中心として実行委員会が立ち上がり、まずは参加していただく各団との交渉や調整、打ち合わせ、会場の手配、宣伝、チケット販売、パンフレット製作、合同練習会の開催、等々、様々な過程を経て行きました。開催日までの約1年間、楽しみと苦労が入り乱れ、どちらかといえば波乱万丈の実行委員会でしたが、参加団体の熱烈な支持と優秀なスタッフに恵まれ、また多くの方々のご協力により、この企画は多くの成功と感動をもって終了することができました。関係各位の皆様に、心より深くお礼を申し上げます。

 

ふくい男声合唱祭実行委員長 佐野 弘